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そろばんはいつから習う?メリットとデメリットとは?
習い事そろばんはいつも上位に入っている人気の習い事ですよね。
そろばんを一つの選択肢に入れているお母さん、お父さんは多いと思います。
でも何歳からが最適なのか?
もう高学年だから遅いかな~?
たくさんの不安があると思います。
その不安にお答えします!!
※前半は前回の記事とかぶっていますが、もう一度読んでいただきたいのであえて載せています。
🧮幼児から習う
ここ数年幼児(年中~年長)から習いたいという問い合わせが多く寄せられます。
家庭や幼稚園で数字に触れ興味を持ってきたからそろばん習わせてみようかな?という親が増えてきているようです。
小学校に入学する前に
・足し算・引き算をできるようになってほしいから習わせたい
・集中力をつけさせたい
という方が多いですね。
幼児から習うメリット
幼児から習うメリットは学校で習う足し算よりも先に、「そろばん式あんざん」を習える事が最大のメリットですね。
「そろばん式あんざん」はそろばんの珠に似たものをイメージし、そのイメージした珠を動かして計算します。
あんざん練習をすることで3桁の数字を10回足し算しても答えが出せるようになります。
小学校の足し算はそろばんのような珠を動かす過程がないので2+3=5になるものと答えを記憶して解答として書きます。
ですから、筆算を習ってから珠算式あんざんを練習すると、子供は楽なほうへ流れてしまう傾向にありますから、小学校の足し算で答えを出そうとしてしまい、そろばん式あんざんの上達を遅くしてしまう可能性があります。
私の教室では、そろばん式あんざんを指導する時にはしつこいぐらい、珠をイメージして計算するように呼びかけています。
しつこすぎて嫌がられる事もありますが、根気よく指導をします。
それだけ大事なことなのです。
幼児から習うメリットはとても大きく、そろばんを習っていない子供と比べると差は歴然です。
小学校で勉強嫌いになる原因は算数の足し算・引き算が多いといわれています。
幼児からそろばんを習っているとその心配も解消されますね!
幼児から習うデメリット
あまりにも早すぎる、例えば3歳ぐらいで無理やり習わせるのはお勧めしません。
指導者が十分な幼児教育を学んでなければ厳しいと思います。
私の教室では無料体験学習を行いますが、一人でトイレに行けない、数字の読み書きができなければ入塾を見送ってもらっています。
私の教室ではありませんが、上記入塾条件を満たさなくても受け入れ可能な教室があるかもしれませんので問い合わせてみましょう。
🧮小学1年生から習う
そろばんを始めるタイミングで一番多いのが1年生です。
入学して少し落ち着いたころに問い合わせが来ることが多いですね。
小学校で数字について触れ、足し算を習い数の概念をもつようになり計算に興味をもちそろばんを習いたい!
というタイミングと、親が足し算の単元に入り子供が算数キライ!
などの言葉を聞きそろばん塾を選択するというパターンもあります。
小学1年生から習うメリット
1年生算数の単元で一番の難関が繰り上がり・繰り下がりです。
1年生で習うメリットは繰り上がり・繰り下がりの計算も難なくできるようになることですね
1年生でそろばんを習うタイミングとしては、2学期から始まる繰り上がり・繰り下がりの単元が始まる前の1学期前半の5月、6月がおススメです。
小学1年生から習うデメリット
さくらんぼ計算が無駄なことに感じて理解しない傾向にあります。
なぜなら分解しなくても計算ができてしまうのでやる意味がないと思ってしまうからです。
そろばんとは別に切り離し説明してあげる必要があります。
学校の先生はそこまで子どものことを理解してくれない可能性があるのでご家庭で確認する必要があるでしょう。
🧮小学2年生から習う
小学2年生でも習うタイミングとしては良い時期です。
小学2年生から習うメリット
メリットは小学1年生で習った繰り上がり・繰り下がりなどの計算が定着するころなので、そろばんを楽に始める事ができます。
やはり進むスピードも違います。
しかし、前述したように「そろばん式あんざん」に関しては徹底してイメージした珠で計算するようにしつこく指導します。
小学2年生の9月~10月あたりでかけざん九九の単元が始まります。
そろばん塾では入塾してすぐにかけざん九九指導を行う教室と、珠算10級練習に入るころにかけざん九九練習を行う教室、教室では指導せず、おうちで覚えてきて下さいとお願いする教室さまざまです。
そろばん教室のかけざん九九指導のタイミングは各教室さまざまなので気になる方は直接教室に問い合わせてましょう。
そろばんを習うタイミングはかけざん九九の単元が始まる前の5月~6月から習い始めるのがいいですね。
デメリット
ひっ算のたし算の繰上り、引き算の繰り下がりでメモ書きをせず暗算でそのまま答えを出してしまう。
「そろばん式あんざん」をある程度習得するとメモしなくても簡単に計算できてしまうんです。
そのため繰り上がりの1のメモ書きを書かずに学校の先生に怒られてしまうケースがあるようです。
先生によって理解してくれる先生、指導通りにやってほしい先生に分かれると思います。
しかし、ひっ算のやり方も覚えなければいけないと私は考えています。
両方できるようになることが大切ですね。
🧮小学3年生から習う
今の学校でのそろばん授業は3年生3学期から始まることがほとんどです。
学校でそろばん授業があるから習わせたいという保護者の方もいます。
この時期になると私は小学校に行きそろばん出前授業を行っています。
いつも思うことはもっと早くにそろばんの授業をしてもいいと考えちゃいますね~。
そのことについてはコラムで書く予定です。
小学3年生で習うメリット
小学3年生で習うメリットとしては、格段に早く進級していきます
早い生徒だと1か月~2カ月ぐらいでそろばん9級のテストを合格してしまう生徒もいます。
小学校3年生になると足し算はもちろん、もうひとつの難関であるかけざん九九も覚えているので、「かけざん種目」がでてくるそろばん9級の壁を難なく越えることができます。
早く進むのはいいことなのですが、小学3年生になるとあんざん指導もさらに気を配らなければいけません。
なぜ「そろばん式あんざん」を指導するのか、そろばん式あんざんをしっかり練習すればどんなふうになるのかなど時間をかけて説明し、それからあんざん指導を行います。
生徒に教材を渡し、珠をイメージして計算するんだよ~だけの指導では不十分です。
「学校の足し算、引き算は絶対に禁止!イメージした珠を動かして計算をしてね」
とここでもしつこく指導します。
次の壁はそろばん8級の「わりざん種目」
小学校でわりざんを習うのは6月頃からです。
8級のわりざん種目は答えの出すスピードを早くしなければいけませんから、わりざん答えさがしの練習をパソコンと教材を使い指導しています。
習うタイミングは小学3年生に進学してすぐの4月がおススメ。
そうすると、小学校わりざんの単元が入るか入らないかのタイミングでそろばん塾でもわりざんを習うことができます。
しかし、これはそろばん塾を休まず週2回通い順調に進んだ場合なので子供によって少しばらつきがあります。
小学3年生で習うデメリット
2年生のデメリットに書いていますが、ここもメモ書きをしない(子どもが書く意味を感じない)ことで注意されることがあります。
同じことを書きますが両方できてこそ今後に生きてくるのでひっ算のやり方もマスターしましょう。
🧮4年生以上から習うのは遅い?
4年生以上から習うには遅いのかな?
と思う親もいるかもしれませんが、かけざん・わりざんができているので練習次第で十分実力はついていきます。
私の教室では6年生から習い始める生徒もいます。
あんざんは前述したとおり、気を配る必要があります。
そろばん式あんざんのイメージ定着は根気が必要になってきます。
めんどくさいから算数の足し算のように解答してしまうと、あんざん3級あたりから急に難しくなり、大きな壁にぶつかります。
「フラッシュ暗算」では5級(2桁の数字が4回表示)から急にできなくなる傾向があります。
そこが算数足し算の限界だと私は考えています。
なぜなら「そろばん式あんざん」を使わないと計算が間に合わなくなるんです。
そろばんを習うメリットとしては、「そろばん式あんざん」をできるようにしてあげたいというのが私の思いです。
学校のテスト、試験ではそろばんは使えません。
ですから「そろばん式あんざん」ができるように指導するのがそろばん教室だと私は考えています。
メリット
計算の土台がしっかりしているとほかの学年よりも進級スピードは格段に早いです。
小さな成功体験を多く積み重ねることができます。
そろばんは遅いからダメという事はありません。
本人のやる気次第でどんどん実力を伸ばすことができます。
指導者の腕の見せ所です!
デメリット
「そろばん式あんざん」の定着が難しい。
先生と生徒の我慢比べです。
私は絶対にできるようになると考えているので根気よく指導します。
先生があきらめては終わりですからね。
そのほかにひっ算のわり算で混乱することがあるようです。
そのような情報を得たら個別にわり算のひっ算の指導を行っています。
算数でも暗算力を使えなければせっかくの努力が活かせませんからね。
まとめ
幼児から習う
小学校に入学する前に
・足し算・引き算をできるようになってほしいから習わせたい
・集中力をつけさせたい
・「そろばん式あんざん」を無理なく身につけさせたい
と思う方は幼児から習わせたほうがいいですね。
小学1年生から習う
1年生でそろばんを習うタイミングとしては、2学期から始まる繰り上がり・繰り下がりの単元が始まる前の1学期前半の5月、6月頃がおススメです。
小学校1年生の足し算・引き算で勉強嫌いになる子供は多いです。
心配であれば、1年生からそろばんを習うことをおススメします。
小学2年生から習う
そろばんを習うタイミングはかけざん九九の単元が始まる前の5月~6月から習い始めるのがいいです。
小学校2年生最大の難関であるかけざん九九をそろばん教室でマスターしてほしい方はおススメです。
小学3年生で習う
習うタイミングは小学3年生に進学してすぐの4月がおススメ。
・簡単な足し算、ひき算を平気で間違える
・小学3年生に進学したが、かけざん九九がちゃんと覚えているか怪しい
・わりざんの単元が入る前にわりざんを覚えさせたい。
このような保護者さんの声が多ですね。
小学4年生以上で習う
幼児でも高学年の小学生・中学生でも習い始めは1+1からです。
進むススピードは当然速いですが、珠算式あんざんを習得するのに我慢が必要になります。
なぜなら、あんざんも1+1から習い始めるからです。
ここで我慢強く「そろばん式あんざん」練習を続けることができれば十分暗算力もついていきます。
必ずしも遅すぎるということはありません!
習いたい・習わせたいと思ったら体験学習してみましょう!
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
何か聞きたいことがあればお問い合わせからご連絡ください!
◇こんな教室だけど大丈夫?
◇二つの教室で悩んでいるけど、どちらがいいの?
などなど習い事を決めるには何かと不安になることがあると思います。
少しでも力になれればうれしいです!