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大好きな“ばあちゃん”との思い出が教えてくれたこと

~私が「そろばん式脳トレーニング®」をはじめた理由~
こんにちは。
加藤珠算塾の加藤です。
今回は少し個人的な話になりますが、
私が今、力を入れている「そろばん式脳トレーニング®」をはじめたきっかけについてお話させてください。
実はこの取り組みは、私の大好きだった“ばあちゃん”への想いから始まりました。
■ ばあちゃんとのかけがえのない日々
私は子どもの頃からおばあちゃん子でした。
どんな時も味方でいてくれて、失敗しても笑って励ましてくれるような、
本当にあたたかい人でした。
一緒に食事をしたり、おしゃべりをしたり、
ただそばにいるだけでホッとできる、そんな大切な存在でした。
■ 「あなたは誰だっけ?」が胸に刺さった
ところが、90歳を過ぎたころから、ばあちゃんに少しずつ認知症の傾向が見られるようになってきました。
最初は「なんだか最近物忘れが多くなったなあ」と思う程度でしたが、
ある日、私が声をかけると、ばあちゃんはこう言ったのです。
「……あなたは誰だっけ?」
この言葉を聞いた瞬間、胸が締めつけられるような、
どうしようもない寂しさが込み上げてきました。
あんなに仲良しだったばあちゃんが、
私のことを思い出せない。
頭では理解していても、心がついていかず、
ただただ悲しかったのを今でもはっきり覚えています。
■ それでも、最後まで笑顔をくれたばあちゃん
それでも、ばあちゃんは99歳まで長生きしてくれました。
名前を呼んでもらえることは少なくなりましたが、
最後まで私の手を握ってくれて、笑顔を見せてくれました。
私は心から「ありがとう」と伝えました。
でもやっぱり、「もっと長く、私のことを覚えていてくれたら」という想いはずっと残っていました。
■ そろばんと脳トレの出会い
そんなときに出会ったのが、「そろばん式脳トレーニング®」という取り組みです。
これは、そろばんの珠を指で動かしながら、「見る・考える・動かす」を同時に行うことで、
脳の広い領域を活性化し、認知機能の低下を予防・改善するという科学的にも効果が認められているプログラムです。
私はこれまで、子どもたちにそろばんを通じて「集中力」「記憶力」「考える力」を育ててきました。
その力が、今度は高齢の方々の健康と生活の質を守るために活かせると知ったとき、
心の底から「これだ」と感じたのです。
■ ばあちゃんへの恩返しとして
「もし、ばあちゃんがこのトレーニングを受けていたら、
もう少しだけでも、名前を呼んでもらえる時間があったかもしれない。」
そんな想いが、今の私の原動力です。
私は今、「そろばん式脳トレーニング®」のインストラクターとして、
地域の高齢者施設やご家庭にこのプログラムを届ける活動を行っています。
■ 子どもも高齢者も、そろばんには“生きる力”が宿っている
そろばんは、単なる計算道具ではありません。
子どもたちには未来を切り拓く力を。
そして高齢の方々には、生きる喜びと、家族とのかけがえのない時間を守る力を——。
年齢を超えて、人の“生きる力”を育むツールであると、私は信じています。
■ 最後に:これからの活動とお願い
これから加藤珠算塾では、
お子さまだけでなく、地域の高齢者の方々にも「そろばんの力」を届ける活動を進めていきます。
「家族との時間を、1日でも長く、あたたかく過ごせるように」
そんな未来をつくる一歩として、
この活動を応援していただけたらとても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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現在、「そろばん式脳トレーニング®」を体験できる講座も準備中です!
高齢のご家族がいらっしゃる方や、介護に関わるお仕事をされている方は、ぜひお気軽にご相談ください。