電話対応時間 8:00~22:00(土日祝含む)
そろばんの力で地域に笑顔を──私が描いた未来のカタチ

こんにちは。加藤珠算塾の加藤大悟です。
いつも教室の活動にご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
今日は、私が日々取り組んでいる「そろばん式脳トレーニング」のお話を、保護者の皆さまにもぜひ知っていただきたくて、記事にまとめさせていただきました。
これは、音声配信(stand.fm)でお話しした内容の第16回をもとにしたものです。前回の配信では「4つの未来を見るメガネ」というテーマで、自分の未来をいろんな角度から考えてみる方法をお伝えしました。そして今回は、いよいよその未来を“具体的な形”にしていくための、ちょっと不思議で、でもとても力のあるツール——「願いが叶う魔法のシート」をご紹介します。
魔法のような力を持つ「願いが叶う魔法のシート」
このシートは、ただのワークシートではありません。
自分の思いを言葉にして書き出すことで、なぜか行動が変わり、周囲の人や出来事も少しずつ動き出していく。そんな不思議な力を感じさせてくれる、まさに「魔法のようなシート」です。
この記事では、
- 「願いが叶う魔法のシート」とは何か?
- どうやって使うのか?
- 実際に私が書いてみたシートの内容
- 書くときのコツやポイント
について、できるだけわかりやすくご紹介していきます。
「願いが叶う魔法のシート」とは?
このシートは、どんなテーマにも応用できる「未来を描くためのフレーム(型)」です。
特徴は、以下の4つの視点から理想の未来を考えるところにあります。
- 私・有形(自分にとっての具体的な成果)
- 私・無形(自分の内面や感情、価値観の変化)
- 社会他者・有形(他者や社会にもたらす具体的な貢献)
- 社会他者・無形(周りの人の心の変化やつながり)
この4つの視点で未来を描いてみると、心の中にあったモヤモヤが晴れ、目の前の道が自然と開けてくるような感覚が生まれます。
私が描いた「そろばん式脳トレーニング」の未来
ここからは、実際に私が書いた「願いが叶う魔法のシート」の内容をご紹介します。
テーマは、「そろばん式脳トレーニングを広めていくこと」です。
① 私・有形(自分自身の具体的な成果)
- 札幌市内で、そろばん式脳トレーニングの指導者養成講座を開ける教室を運営。
- 高齢者施設と連携し、継続的にそろばん脳トレを実施。活動の記録や共有も行っている。
- 自宅でもできる教材やレクリエーションアイデアを開発し、提供している。
- 活動が地域で認められ、メディアやイベントなどでも紹介される。
② 私・無形(内面や感情の変化)
- 高齢者の笑顔や楽しそうな様子を見て、やりがいと充実感を強く感じている。
- 一人ひとりに寄り添ったサポートができるようになり、自信がついてきた。
- そろばんの力を改めて実感し、活動への誇りと情熱がますます高まっている。
- 「高齢者の毎日を笑顔で満たしたい」という想いが、活動の原動力になっている。
③ 社会他者・有形(地域社会への具体的な貢献)
- 札幌市内の高齢者施設すべてにインストラクターが配置され、週1回のそろばんレクが定着。
- 脳活レクリエーションとしてそろばんが標準的に導入されている。
- 各施設で体験会やデモを行い、導入がどんどん広がっている。
- 地域のボランティア団体や福祉団体と連携し、普及活動をともに進めている。
④ 社会他者・無形(心の変化や未来への影響)
- 高齢者に「まだできる」という自信と喜びを届けている。
- 各施設で育成されたインストラクターが寄り添い、あたたかい空間が生まれている。
- 共通の活動を通して高齢者同士の交流が深まり、孤立感が軽減している。
- そろばんが、「世代をつなぐ新しい脳トレ」として注目されている。
実際に書いてみて気づいたこと
このシートを書いてみて、私が強く感じたのは、
「目標が、“行きたい未来”として自然に見えてくる」
ということでした。
「こうならなきゃ」と無理にがんばろうとすると、かえって視野が狭くなってしまうことがありますよね。でもこのシートは、未来を「楽しみながら」描くことで、その未来が自然と“今の自分”とつながっていくんです。
自分の気持ちや価値観、そして社会とのつながりも含めてバランスよく言葉にすることで、夢が単なる理想ではなく、「動き出す目標」に変わっていきます。
おわりに
「願いが叶う魔法のシート」は、未来を“予測する”ためのものではありません。
自分で“創っていく”ための、大切な道具だと思っています。
そして、未来が動き出すきっかけは、きっと「言葉にしてみた瞬間」から始まるのだと思います。
この記事を読んでくださった保護者の皆さまも、ぜひ「自分だったらどんな未来を描くだろう?」と想像してみていただけたら嬉しいです。
お子さまと一緒に未来について語り合ってみるのも、とても素敵な時間になるかもしれません。
ご感想やご質問などがあれば、どうぞお気軽にお声かけくださいね。
次回も、教室の外でもお役に立てるような内容をお届けしてまいります。