札幌市手稲区・西区の通い放題制のそろばん教室

連載第4回「あの子、ちょっと苦手…」そんな気持ちが変わる魔法のワーク

お子さんの「ちょっとイヤ…」は誰にでもある

学校や習い事、遊びの場などで、子どもたちが「どうしても苦手」と感じる相手に出会うことはよくあります。
大人でも「この人、ちょっとウマが合わないな…」と感じることがあるように、子どもたちも同じように感じるものです。

でも、もしその「苦手な子」の中に、あなたのお子さんがまだ気づいていない“すてきな一面”が隠れていたら…?

今日は、そろばん教室だからこそできる、ちょっと面白くて心が育つ「人間関係がよくなるワーク」をご紹介します。

目次

苦手な子の“いいところ”を50個見つけるワーク

「えっ!?嫌いな子のいいところを50個も!?」

びっくりされるかもしれません。
正直、最初は大人でも難しいです。
でもこのワークは、目標達成のプロ・原田隆史先生が提唱する「原田メソッド」の中でも、心を育てる力がぐんとアップすると言われている、すごい方法なんです。

やっているうちに、

  • 他人を見る目が優しくなる
  • 自分自身の気持ちも落ち着く
  • 人間関係がちょっと楽になる

そんな変化が、少しずつ見えてきます。

なぜ“嫌いな子”の良いところを探すの?

私たちはつい、苦手だと感じる子のイヤな部分ばかりに目がいってしまいがちです。
でも、そろばんでも「ここはできた!」とできる部分に目を向けて練習することで、自信がつきますよね?
人との関係もそれと同じ。
相手の“できていること”“いいところ”に目を向けると、不思議と気持ちがやわらかくなるんです。

そろばんを使った例でイメージしてみよう

ケース1:そろばんでいつもミスが多い〇〇くん

お子さんが、「〇〇くん、ミスばっかりで時間かかるから、一緒に練習したくない」と思っていたとします。

でもよく見てみると…

  • 最後まであきらめないで計算していた
  • きれいな字で直していた
  • 友だちの鉛筆を拾ってあげていた

これを、「根気強い」「ていねい」「やさしい」と言い換えてみましょう。

ケース2:なんだかイライラしてる△△ちゃん

「△△ちゃん、すぐ怒るからイヤ…」と感じていたら、その怒る理由を考えてみましょう。

  • 正しくやりたい気持ちが強い
  • 間違えた時にちゃんと注意できる
  • みんながルールを守ってるか気にしてる

→「責任感が強い」「正義感がある」「まじめ」などの見方に変わるかもしれません。

実践!そろばんキッズでもできる「50個ワーク」のやり方

ステップ1:その子のことを思い出してみる

小さなことでもOK!「先生に元気にあいさつしてた」「そろばんケースをきれいに並べてた」なども立派な“いいところ”です。

ステップ2:「もし~なら?」の目線を持つ

「もし、あの大きな声が、自信の表れだったら?」
「もし、せかせかしてるのが、集中力の高さだったら?」

別の見方をしてみましょう。

ステップ3:身近な人の意見を聞いてみる

おうちの人や先生に聞いてみましょう。
「〇〇くんのいいところ、何かある?」とたずねると、新しい発見があるかも。

ステップ4:そろばん用語もヒントに!

たとえば、以下のような力にあてはめて考えてみましょう。

  • 集中力
  • 継続力
  • 計算スピード
  • 正確さ
  • あいさつができる
  • 礼儀正しい
  • 頭の切り替えが早い

ステップ5:少しずつ書き出してみよう

「1日に5個ずつ」など、無理のないペースで書いていけば、10日で50個になります!

このワークでお子さんに起こる変化とは?

① ものの見方が広がる

「嫌い」から「こんな面もあるんだ」へ。
そろばんで苦手な単元が得意になるように、人の見方も成長します。

② 自分の気持ちが落ち着く

相手にイライラすることが減り、感情のコントロールがしやすくなります。

③ 人間関係が少し良くなる

見方が変わると接し方も変わり、相手との関係が少しずつ良くなります。

④ 自分の成長につながる

「人を認める力」「ちがいを受け入れる心」が育ちます。
これは、そろばんで養われる“見えない力”にも通じます。

最後に:おうちの方へメッセージ

このワークは、決して簡単なものではありません。けれど、だからこそ、お子さんの心を強く、しなやかに育てる力になります。

「なんだか苦手…」「どうしても気になる…」そんな子に出会ったときこそ、心を育てる絶好のチャンスです。

ぜひ、お子さんと一緒に「50個ワーク」にチャレンジしてみてください。最初は1つでも大丈夫。そろばんと同じように、小さな気づきをコツコツ積み重ねていくことで、見える世界が少しずつ変わっていきます。

“数の力”を育てるそろばんと、“心の力”を育てるこのワーク。どちらも、未来を生きる力になります。

今日の一歩が、明日の大きな成長につながることを、私たちは信じています。

加藤珠算塾では…

当塾では、珠算を通して、お子様の「考える力」「集中力」「記憶力」「目標達成する力」を養います。
そろばんを習うことは、お子様の将来の可能性を広げることに繋がります。

札幌市で数少ない通い放題のそろばん教室です!
ぜひ一度、無料体験にお越しください。

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この記事を書いた人

加藤 大悟(だいごう)
・四人の子どもを妻と二人三脚で育てているそろばんの先生
・そろばん七段
・暗算八段取得
・加藤珠算塾副塾長
・小学校でそろばんボランティア授業実施
・特別養護老人ホームでそろばん式脳トレーニング講座実施
・大人のそろばん式脳トレーニングサークル活動中
・好きな言葉「克己」
・毎年ダイエットを宣言するが欲望や邪念に打ち勝てず現状維持いや年々成長している。今年こそは68キロを目指します!
・好きな食べ物「ティラミス」(コストコのティラミスが大好き)

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