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【連載第1回】目標達成の超・実践理論「原田メソッド」とは?

目次

〜大谷翔平選手も活用した「目標の見える化」から、自立と人間力を育てる〜

「やればできる子なのに、なかなかやる気になってくれない」
「私の関わり方、これでいいのかな…?」

そんなモヤモヤを抱えているママさんへ。
今日ご紹介するのは、ただ「勉強しなさい」と言うのではなく、子どもが自分から動きたくなる力を育てる方法です。

その鍵を握るのが「目標達成の技術」。
そして、それを誰でも使える形でまとめたのが、原田メソッドです。


“あの大谷翔平選手”も使っていた、目標を「見える化」する力

突然ですが、みなさんは大谷翔平選手のマンダラチャートをご存じでしょうか?

高校1年生のとき、大谷選手が作成したとされる「目標達成シート」は、中央に「ドラフト1位」というゴールを据え、その周りに「必要な要素」を細かく書き出したもの。
たとえば「体づくり」「人間性」「コントロール」「変化球」など、夢を実現するための具体的な努力目標がズラリと並んでいます。

このマンダラチャートは一時期テレビやネットでも大きな話題になりましたよね。
若くして結果を出した彼の成功の背景には、目標を“見える化”し、自分の行動とつなげていく習慣があったことがうかがえます。


でも、それって“特別な人だけの才能”じゃないの?

きっと、こんなふうに思う方もいるでしょう。

「大谷くんだからできたんでしょ」
「うちの子には、そこまでの集中力や目的意識はないし…」

でも実は、「目標を具体的に描く力」や「そのために行動する力」は、後天的に育てることができるんです。
しかも、それを無理なく日常生活に落とし込む方法があるんです。

それこそが、今回の連載で紹介する「原田メソッド」なのです。


原田メソッドとは?〜7年間で13回の日本一を生んだ“育て方”〜

原田メソッドは、元中学校教師の原田隆史先生が生み出した、人材育成のための「目標達成プログラム」です。

原田先生は、大阪市内の公立中学校で陸上部の顧問を務めていた際、わずか7年間で13回の全国制覇という驚異的な実績を達成。
けれども、注目されたのはスポーツの結果だけではありません。

彼の教え子たちは、次のように大きく成長していったのです。

  • 自分の夢を語れるようになった
  • 感謝の言葉を自然に口にするようになった
  • 進学後も目標を持って努力を続けられるようになった

つまり、原田先生の教えは、一過性の成功ではなく“人間力”を育てる教育だったのです。

このメソッドは今、企業研修やスポーツチームだけでなく、家庭での子育てにも広がりつつあります


原田メソッドとマンダラチャートの違いって?

先ほどの大谷翔平選手のマンダラチャートは、まさに「目標を細分化する」優れた手法でした。

一方、原田メソッドはそれだけにとどまりません

  • 目標の設定
  • 習慣化のサポート
  • 感謝や自己肯定感を育むワーク
  • 毎日のふりかえりと親子の対話

といった、行動・感情・思考のすべてをバランスよく育てるための「フルパッケージ」なのです。

例えるなら、マンダラチャートは「目標設定の地図」。
原田メソッドは「その地図をもとに、毎日をどう進めていくかのナビゲーションシステム」なのです。


なぜ子育てママに“原田メソッド”なの?

今、教育現場では「非認知能力」や「自己肯定感」が大切だとよく言われます。

けれど、それをどう育てたらいいのか、正解はなかなか見つかりません。
「もっとこうしてあげたいのに」「私自身も、もうちょっと余裕がほしい」と悩んでいるママは少なくないはずです。

原田メソッドの魅力は、そんなママの気持ちに寄り添いながら、具体的な行動に落とし込めるところにあります。

たとえば——

  • 子どもが「やること」「やりたいこと」を自分で考えられるようになる
  • 感情の整理が上手になって、家庭でのトラブルが減る
  • 親子で「できたね!」と喜び合える機会が増える
  • ママ自身の「こうありたい」という軸が見えてくる

原田メソッドは、子どもの未来を拓くと同時に、ママの毎日も楽にしてくれるツールなんです。


家庭でできる、シンプルな4つのワーク

原田メソッドでは、以下のような実践ツールを使って、日常に「目標」と「ふりかえり」を取り入れていきます。

①未来年表

5年後、10年後の自分の姿を描くワーク。夢の見える化がやる気につながります。

②目標設定用紙

「何を」「いつまでに」「どうやって」達成するかを明文化。
子どもも書けるほどシンプルです。

③行動習慣チェックリスト

朝のあいさつ、忘れ物なし、勉強時間など、毎日の行動を点検することで習慣化をサポート。

④生活ノート

1日をふりかえり、良かったことや反省、感謝などを自由に書く日記。親子の会話にも活用できます。


「できたこと」に目を向けるだけで、子どもはどんどん変わる

原田メソッドの根本にあるのは、「できたことに目を向ける」姿勢です。

失敗やできないことを責めるのではなく、
「できたね」
「昨日よりちょっと進んだね」
そんな声かけの積み重ねが、子どもを内側から強くしていきます。

この連載では、そうした具体的な実践方法を、ママ目線でわかりやすくお届けしていきます。


■さいごに

大谷翔平選手のように、明確な目標と努力を積み重ねた人は、特別に見えるかもしれません。
でも、その一歩目は「自分の理想を描くこと」から始まっています

そして、それは誰にでもできること。
原田メソッドは、特別な人だけの方法ではなく、毎日をがんばるママと子どもたちのための実践理論です。

これからの連載で、ぜひ一緒に「目標達成の技術」と「心を育てる方法」を学んでいきましょう。

次回は、「子どもが自分で目標を立てられるようになる方法」について、具体的にお話していきますね。
どうぞお楽しみに。

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この記事を書いた人

加藤 大悟(だいごう)
・四人の子どもを妻と二人三脚で育てているそろばんの先生
・そろばん七段
・暗算八段取得
・加藤珠算塾副塾長
・小学校でそろばんボランティア授業実施
・特別養護老人ホームでそろばん式脳トレーニング講座実施
・大人のそろばん式脳トレーニングサークル活動中
・好きな言葉「克己」
・毎年ダイエットを宣言するが欲望や邪念に打ち勝てず現状維持いや年々成長している。今年こそは68キロを目指します!
・好きな食べ物「ティラミス」(コストコのティラミスが大好き)

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