札幌市手稲区・西区の通い放題制のそろばん教室

【連載第2回】「私には強みなんてない…」と思っていた私が、原田メソッドで自信を取り戻せた“たった1つのワーク”

「また怒っちゃったな…」

子どもが寝静まったあとのリビングで、ふとため息をつく。

「もっとゆったり接してあげたかったな」
「今日は仕事も家のことも、どっちつかずだったかもしれない…」

そんな反省が、日々の暮らしのなかにありませんか?

私は4人の子どもを育てながら、妻と一緒に家庭を回す父親です。
子育て歴は20年以上。
長男は大学3年生、次男は高校3年生、長女が高校1年生、末っ子の次女は中学1年生になりました。

それでも、いや、だからこそでしょうか。
「こんなに長くやってるのに、まだ自信が持てない」
そう思う日もあるのが正直なところです。

最後には実践に必要な


● 自分の強みに気づくことが、すべてのスタートだった

私はあるとき「原田メソッド」に出会いました。
最初に学んだことは、意外にもこういう内容でした。

“自分の長所や強みを10個書き出してみましょう”

一見、シンプルな問いですが――
あなたは、自分の強みを10個、スラスラ書けますか?

これが、思った以上に難しい。


● 私がやってみた「強み10個」ワーク

私自身も、原田メソッドの学びを通してこのワークに取り組んだとき、最初は戸惑いました。

「頼りなく見える父親かもしれない」
「仕事に全力を注いでいるけど、家庭のことは後回しにしてるかも」
「子どもと本気で向き合えてるだろうか?」

こんな不安が、頭の中をぐるぐるしてしまって。

でも、少しずつ振り返ってみたんです。

  • どんなに遅く帰っても、子どもの話は最後まで聴くようにしている
  • 毎朝、妻よりも早く起きてコーヒーを淹れる
  • 毎日、トイレ掃除をする
  • 部活の応援や学校行事には、できるだけ顔を出す
  • 長女が落ち込んだとき、何も言わずにそばにいた
  • 中1の末っ子と、最近一緒にバスケの練習をしている

…少しずつ、思い出していくと、「あれ、自分なりにやってきたこともあるな」と感じられました。


● 強みは“特別な才能”ではなく、“ふだんやっていること”の中にある

原田メソッドの創始者・原田隆史先生はこう言います。

「自分の強みに気づかない人間に、目標を成し遂げる力は育たない」

強みというのは、資格や実績のことではありません。
毎日を「ちゃんと生きている」その姿の中に、
自然とにじみ出ているものだと思うんです。


● 自分の強みに気づくと、自信がよみがえる

自分の長所を書き出すと、何が起きるのか?

それは、「小さな自信」が芽生えること。
そしてその自信が、「目標に向かうエネルギー」になる。

原田メソッドのすごいところは、
目標達成を“気合や根性”ではなく、具体的な“技術”として教えてくれることです。

でも、その技術を正しく使うには、自分自身をまず受け入れて、
「よし、やってみよう」と思える心の土台が必要です。

● このワークは、子どもにもものすごく効果的

私はそろばん教室の先生として、たくさんの子どもたちと接する中で、
この「強みワーク」を実際に取り入れることがあります。

たとえば、検定試験の前に緊張して不安になっていた子。
新しく入ってきたばかりで、自信が持てない子。
ミスが続いて、「もう無理かも」と落ち込んでいた子…。

そんなときに、一緒に「自分の“できてること”“がんばってること”」を書き出してみるんです。

最初は「そんなの思いつかないよ〜」と渋っていた子も、
だんだんと、

「あ、毎日10分でも練習してた!」
「九九は得意なんだ!」
「先生にほめられた日があった!」

と、表情がふっと明るくなっていきます。

このワークを通じて、**「自分ってけっこう頑張ってるじゃん」**と実感できること。
それが、小さな自信の種になっていくのを何度も見てきました。


● まとめ:自分を知ることは、目標のスタート地点

このワークは、ほんの入り口にすぎません。
でも、入り口を間違えると、どこにもたどり着けないのです。

何かを変えたい、目標を立てたい。
そう思ったときに、まずやってみてほしいのがこの「強みの棚卸し」です。

📝 今日からできる!「自分の強み」を見つけるワークのやり方


【STEP1】10分だけ時間をつくろう

まずは、静かな環境で10分だけ自分のための時間を確保してみましょう。
スマホの通知をOFFにして、気持ちをリセット。
コーヒーやお茶を片手に、リラックスした状態がベストです。


【STEP2】紙とペン or スマホのメモアプリを準備

どちらでもOKです。
ただ、手書きの方が気持ちが整理されやすいという声もあります。

おすすめはA4用紙1枚を用意し、
上にタイトルとしてこう書いてください。

「私の強み10個」


【STEP3】以下の質問に1つずつ答えてみる

書きやすいように、問いを順番に用意しました。
これに沿って1つずつ書いていくだけで、自然とあなたの強みが見えてきます。


質問①:「最近、誰かに褒められたことはありますか?」

例:「ママって本当によく気がつくよね」
→「気配りができる」


質問②:「子どもや家族のために“ついしてしまう”ことは何ですか?」

例:「毎朝、家族の健康を考えてお弁当を作っている」
→「食への配慮」「継続力」


質問③:「困ったときに、自然と出るあなたの行動は?」

例:「子どもが泣いていたら、まず黙って抱きしめる」
→「受容力」「安心感を与える力」


質問④:「過去に“これだけは頑張った”という経験は?」

例:「保育園の送り迎えを6年間、毎日やりきった」
→「責任感」「やり遂げる力」


質問⑤:「周りの友人・家族に言われて“うれしかった言葉”は?」

例:「あなたがいると安心する」
→「場を和ませる力」「信頼される人柄」

質問⑥:「今までの仕事の経験・経歴・資格取得」

例:「飲食店で接客を学んだ」「調理方法やレシピを学んだ」「仕事でチームリーダーを任された」「そろばん1級を取得した」
→「傾聴力・説明力が身についた」「お店の料理を再現できる」「人をまとめる能力がある」「計算力・集中力・暗算力が身についた」


【STEP4】言葉にならなくても“感じたこと”を書いてみる

「強みって言えるほどじゃない…」
そう思うことでも、まずは書いてみてください。

たとえば、

  • 「毎日ちゃんと起きて家族を送り出している」
  • 「子どもが寝る前の“おやすみ”は忘れない」
  • 「ときどきイライラするけど、ちゃんと反省してる」

…それこそが、あなたにしかない価値ある行動です。


【STEP5】書き終えたら、“声に出して”読んでみよう

書き出した10個を、ぜひ声に出して読んでみてください
最初はちょっと恥ずかしいかもしれませんが、
声に出すことで、脳と心にしっかりと届きます。


【STEP6】できたら、ノートやスマホに保存しておこう

このリストは、あなたの“お守り”のようなものです。
落ち込んだ日や、目標に向けて迷ったときに、見返してみてください。
きっと、また前に進む力を取り戻せるはずです。


🔁 BONUS:1週間後にもう一度やってみよう!

1回目よりも、2回目の方がスラスラ書けることに気づくはずです。
自分を認める習慣が、目標達成の原動力になります。


このワークを続けていくことで、
次第に「自分の願い」や「やりたいこと」がクリアになってきます。

次回はその“願い”をどうやって「目標」として具体化するか、
原田メソッド流の【目標設定術】をご紹介します。


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この記事を書いた人

加藤 大悟(だいごう)
・四人の子どもを妻と二人三脚で育てているそろばんの先生
・そろばん七段
・暗算八段取得
・加藤珠算塾副塾長
・小学校でそろばんボランティア授業実施
・特別養護老人ホームでそろばん式脳トレーニング講座実施
・大人のそろばん式脳トレーニングサークル活動中
・好きな言葉「克己」
・毎年ダイエットを宣言するが欲望や邪念に打ち勝てず現状維持いや年々成長している。今年こそは68キロを目指します!
・好きな食べ物「ティラミス」(コストコのティラミスが大好き)

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