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子どもの自己肯定感を高める存在承認のアプローチ7選

子どもの自発性を引き出す鍵は存在承認にあります。この記事では、親としてどのように子どもの存在を認め、自己肯定感を高めるかについて具体的なアプローチを紹介します。子どもの成長をサポートするための効果的な方法を学びましょう。

こんにちは!加藤珠算塾だいごう先生です。

今回は、子どもたちが自分の価値を感じ、自発的に行動できるようになるための「存在承認」のアプローチについてお話しします。

親として、子どもたちがどのように成長し、どのように自己肯定感を高めていくかを理解することはとても大切です。

最後まで読んでいただければ「存在承認」をどうすればいいのか理解できるようになります。

約4000文字なので5分程度で読める内容となっています。

目次

存在承認とは?

存在承認とは、子どもの存在そのものを認め、尊重し、愛することです。

これは、子どもが感じる安心感や信頼感を育み、彼らが自分自身を大切にする基盤となります。

存在承認のアプローチを実践することで、子どもは無気力や無関心を装うことなく、無限の可能性を開花させることができるのです。

適切な存在承認のアプローチ例

1. 日常の小さな行動を認める

適切な解答例

母親:「今日は自分でおもちゃを片付けたね。すごいね!」

子ども:「うん、がんばったよ!」

解説:日常の小さな行動にも注目し、子どもが自分の行動を誇りに思えるようにします。
このように具体的な行動を認めることで、子どもは自分の努力や行動が評価されていると感じ、自信を持つことができます。
また、親からの肯定的なフィードバックは、子どもにとって大きな励みとなり、次回も同じ行動を取ろうとする動機付けになります。

不適切な解答例

母親:「おもちゃを片付けるなんて当たり前でしょ。」

子ども:「でも、頑張ったのに…」

解説:当たり前のことと捉えられると、子どもは自分の努力や行動が認められていないと感じてしまいます。
このような対応は、子どもが自分の行動に自信を持てなくなり、次回以降の行動にも影響を与えます。
特に幼少期の子どもは、親からの評価を非常に重視するため、こうしたネガティブなフィードバックは自己肯定感の低下につながりやすいです。

2. 感情に共感する

適切な解答例

母親:「今日は学校で楽しかったことがあったんだね。教えてくれてありがとう。」

子ども:「うん、友だちと一緒に遊んで楽しかった!」

解説:子どもの感情を理解し、共感することで、子どもは安心感と信頼感を感じます。
感情に共感することで、子どもは自分の感情が尊重されていると感じ、自分の気持ちを素直に表現することができます。
これは、親子間のコミュニケーションを円滑にし、子どもが自分の感情を適切に処理するスキルを身につけるのにも役立ちます。

不適切な解答例

母親:「そんなことで喜ぶなんて、まだまだ子どもだね。」

子ども:「でも、僕は嬉しかったんだよ…」

解説:子どもの感情を軽視すると、自己表現が難しくなり、自己否定感が生まれます。
子どもは自分の感情が否定されると感じ、次第に自分の気持ちを表現することを躊躇するようになります。
また、感情を否定されることで、自分自身の存在や価値についても疑問を抱くようになり、自己肯定感が低下します。

3. 個性を尊重する

適切な解答例

母親:「あなたの絵はいつも色使いが独特で素敵だね。」

子ども:「ありがとう!色をたくさん使うのが好きなんだ。」

解説:子どもの個性を認めることで、自己表現を促し、自信を育てます。
個性を尊重することは、子どもの創造性や独自性を大切にすることであり、これにより子どもは自分の特別な才能や興味を伸ばすことができます。
また、個性を尊重されることで、子どもは自分自身を受け入れ、自信を持つことができます。

不適切な解答例

母親:「もっと普通の絵を描いてくれたらいいのに。」

子ども:「普通のってどういう意味?」

解説:個性を尊重しないと、子どもは自分の存在を否定されたように感じます。
子どもは自分の独自性が評価されないと感じると、自分の才能や興味を発揮することをためらうようになります。
また、親からの否定的なフィードバックは、子どもの自己肯定感を低下させ、自己表現の意欲を失わせます。

4. 努力を褒める

適切な解答例

母親:「練習を頑張っていたのを見てたよ。結果に関わらず、その努力がすごいよ。」

子ども:「ありがとう!もっと頑張るね。」

解説:結果だけでなく、努力の過程を認めることで、子どもは継続して努力するようになります。
努力を評価することは、子どもが困難に立ち向かい、成長する過程を重視する姿勢を育てます。
これにより、子どもは失敗を恐れず、挑戦し続ける意欲を持ち続けることができます。

不適切な解答例

母親:「結果が出なかったら意味がないよ。」

子ども:「でも、頑張ったのに…」

解説:努力を認めないと、子どもは努力すること自体に価値を感じなくなります。
結果だけを重視すると、子どもは失敗を恐れて挑戦することを避けるようになります。
また、努力が評価されないと感じると、子どもは自分の行動に対して無力感を抱き、モチベーションが低下します。

5. 話を聞く

適切な解答例

母親:「今日はどうだった?なんでも話してね。」

子ども:「うん、今日はね…」

解説:子どもの話をしっかりと聞く姿勢を見せることで、信頼関係を築きます。
親が積極的に子どもの話を聞くことで、子どもは自分の考えや気持ちが尊重されていると感じます。
これにより、子どもは安心して自分の思いを共有し、親とのコミュニケーションが深まります。

不適切な解答例

母親:「今忙しいから、後で話して。」

子ども:「あ、そう…」

解説:子どもの話を聞かないと、信頼関係が築けず、子どもは話すことを諦めます。
親が忙しいことを理由に子どもの話を後回しにすると、子どもは自分の話が重要ではないと感じ、次第に親に対して話すことを避けるようになります。
これにより、親子のコミュニケーションが希薄になり、信頼関係が損なわれることがあります。

6. 自由に選ばせる

適切な解答例

母親:「今週末は何をしたい?自分で決めていいよ。」

子ども:「公園で遊びたい!」

解説:選択の自由を与えることで、子どもは自己決定感を得られ、自発的になります。
子どもに選択の自由を与えることは、彼らが自分の意見や希望を表現し、それに基づいて行動することを学ぶ機会を提供します。
これにより、子どもは自分の意思で物事を決める自信を持ち、自立心が育ちます。

不適切な解答例

母親:「今週末はこれをやるって決めたから、それに従って。」

子ども:「うん、わかった…」

解説:選択の自由を奪うと、子どもは自己決定感を感じられず、指示待ちになりがちです。
親が全てを決めてしまうと、子どもは自分の意見や希望が尊重されていないと感じ、自発的な行動を取ることが難しくなります。
また、自己決定の機会を奪われることで、子どもは自分の判断力に自信を持てなくなります。

7. 失敗を受け入れる

適切な解答例

母親:「失敗しても大丈夫。次はどうすればいいか一緒に考えよう。」

子ども:「うん、ありがとう。」

解説:失敗を恐れず挑戦する姿勢を育てるために、失敗を前向きに捉えます。失敗を受け入れることで、子どもは挑戦することの価値を学び、失敗から学ぶ姿勢を身につけます。
これにより、子どもは失敗を恐れず、新しいことに積極的に挑戦する意欲を持ち続けることができます。

不適切な解答例

母親:「なんでこんな簡単なことができないの?」

子ども:「もうやりたくない…」

解説:失敗を叱ると、子どもは失敗を恐れて新しいことに挑戦しなくなります。
叱責は子どもの自信を損ない、次回の挑戦に対する意欲を減少させます。
失敗を恐れるようになると、子どもはリスクを避け、安全な道を選ぶ傾向が強くなり、新しいスキルや知識を得る機会を失う可能性があります。

存在承認の重要性

存在承認は、子どもが自分の価値を感じ、自己肯定感を高めるための重要なアプローチです。

これにより、子どもは無気力や無関心を装うことなく、背中を押してもらうことを待つ必要もなく、自分の力で行動することができます。

認められていない子どもたち

認められていない子どもたちは、自分の価値を見失い、無気力や無関心な態度を取ることがあります。

彼らは本当は認められたい、褒められたいという気持ちを持っています。

親からの存在承認を受けることで、子どもたちは自分の価値を再認識し、積極的に行動する意欲を持つことができます。

無気力、無関心を装う子どもたち

無気力や無関心を装う子どもたちは、実は心の中では大きな不安や自信のなさを抱えていることが多いです。

存在承認のアプローチを実践することで、彼らは自分の気持ちを素直に表現し、自分の価値を感じることができます。

親が子どもの存在を承認し、感情や行動を尊重することで、子どもは自分の内面を安心して開示することができるようになります。

本当は背中を押してほしい子どもたち

表面的には無気力に見える子どもたちも、本当は背中を押してほしい、認められたいという気持ちを持っています。

存在承認を通じて、彼らの内面の声に耳を傾け、適切に応答することが重要です。

親が子どもの存在を承認し、サポートすることで、子どもは自分の気持ちに自信を持ち、積極的に行動することができるようになります。

無限の可能性を持っている子どもたち

すべての子どもたちは無限の可能性を持っています。

存在承認のアプローチを通じて、彼らの可能性を引き出し、自己実現をサポートすることができます。

親が子どもの存在を承認し、励ますことで、子どもは自分の能力を最大限に発揮し、未来に向かって積極的に進むことができるようになります。

まとめ

子どもが自発的になるための存在承認のアプローチについて、適切な例と不適切な例を挙げて説明しました。

日常の中で少し意識するだけで、子どもの自己肯定感を高め、自発的な行動を促すことができます。

親として、子どもたちの成長を見守りながら、彼らが自分自身を大切にし、自分の価値を感じられるようにサポートしていきましょう。

彼らの無限の可能性を信じ、共に成長することができれば、子どもたちは必ず自立し、輝かしい未来を切り開いていくことでしょう。

ぜひ、今回のアプローチを日常生活に取り入れてみてください。

子どもたちが自発的に行動し、自分の力で未来を切り開く姿を見ることができるはずです。

あとがき

だいごう先生はいまコーチングを勉強しています。

多くの子どもたちがそろばん学習を通し、自己肯定感を高め自立できる手助けができればと思っています。

これからもコーチングやそろばんについての記事を毎週水曜日夜9時に更新しています。

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この記事を書いた人

加藤 大悟(だいごう)
・四人の子どもを妻と二人三脚で育てているそろばんの先生
・そろばん七段
・暗算八段取得
・加藤珠算塾副塾長
・小学校でそろばんボランティア授業実施
・特別養護老人ホームでそろばん式脳トレーニング講座実施
・大人のそろばん式脳トレーニングサークル活動中
・好きな言葉「克己」
・毎年ダイエットを宣言するが欲望や邪念に打ち勝てず現状維持いや年々成長している。今年こそは68キロを目指します!
・好きな食べ物「ティラミス」(コストコのティラミスが大好き)

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